TAKARAZUKA MANIA

タカラヅカ歴長めと短めが2人が勝手に書き放題なブログです。

マイドリームファントム

どうもこんばんは。
ヅカビギナーぽんきちと申します。

かんぽ生命presentsドリームメーカー2
だいきほ犬山編に続き、またしても素晴らしい番組でしたね・・・。

望海さん咲ちゃんきいちゃんの三人が海外で羽を伸ばしてる感じがすごい伝わってきたし、
普通に旅番組的にも楽しめたし、
宝塚の作品世界も堪能できたし、
個人的には大学の卒業旅行でパリに行ったので懐かしくもあり。

今行ったらあの頃の1000倍は楽しめるんだろうな。

オルセー美術館前で乗ったタクシーに盛大にぼったくられたのも
今となってはまぁ思い出です。

番組見ながら、
これGRAPHで三人で話してたやつやん
となって胸が熱くもなりました。

2017年12月号の対談ですね。

休みもらったら三人でどこ行きたいかって話題で、
まずはパリに行こうってなって。

きいちゃんが常備品担当で咲ちゃんがお店とか徹底リサーチしますって言ってて。

最終的に望海さんが「誰に言ったらいいんだろう?笑」
っておっしゃってたけど、

かんぽ様でしたね!
さすがかんぽ生命様でしたね!!

フランスの情勢と自分の財布事情が落ち着いたらまた行きたいなぁ。
(双方違うベクトルで一筋縄ではいかない)


で、
ファントムです。

 


望海さんときいちゃんのトップコンビで『ファントム』をやることの意味は、
にわかファンの私にすら十分すぎるほど深く刺さっています。

望海さんのBrilliantDreams+NEXTは何十回も拝見いたしました。


雪組でファントムやるって発表があった時から今まで、
やれファントム貯金だの
ファントムまで死ねないだの。
ファントムが自分のすべての行動原理となってました。

 


そんなもんだからいわゆるMY初日、
初めてこの目で今回の公演を観た時は、

待ちに待った舞台が目の前で繰り広げられている興奮と、
圧倒的なパフォーマンスに対する感動と、
ストーリーに対する感動と、

とにかく色んなことがキャパオーバーになって
終始涙が止まらないという現象に陥りました。

トップコンビそして舞咲りんさんのパフォーマンスは勿論のこと、
私は群舞やらコーラスやらというものが大好きなので、
(宝塚の最大の魅力は大勢のキラキラした人たちが一斉に歌って踊ることだと思ってる人)
組子全員で作り上げる迫力がもうなんとも言えず。


好きな曲も挙げてみようかと思ったけどほぼ全曲だし、
好きな場面もほぼ全部だし。

こうして言葉にすればするほど

違うこんなことが言いたいんじゃない!

となってしまう始末。。。


ここがいいよね
あれが好きよ
なんて話をしてると100年あっても足りないので

一周回って
『ファントム』に関しては多くを語りたくない。
(自分は)語るべきではない。

という意味不明な心境に至っています。


ので、とりあえず今回は
「自分の特に好きな人達が割と目立ってるマニアックでもなんでもない場面」
を振り返るにとどめたいと思います。

はい、とても気持ちが楽になってきました。

 


まずはなんといっても、
オープニングからパリの街への転換直後、
台詞のとっぱしを担う真地佑果さんの

「ボンジュール!マドモアゼル!」

でございましょう。

どんな公演でも初見は特に気が抜けません。
自分のご贔屓がどの場面から出てくるのか、
各場面でどの位置にいるのか
確認作業に余念がないからです。

早速真地くん出てきたと思ったらなんかピンスポット当たってるし台詞発してるし

ちょっと待って!

巻き戻そうか!!

みたいな感じでした。
うれしかった。

スチール入りも本当に本当にうれしかった。
この感情はきっと宝塚ファンの醍醐味の一つなんでしょうね。

 


真地くんと言えばビストロの場面で階段上の中央で
オペラ座の団員トゥルニエさんのちょっとした恋物語
みたいなのが繰り広げられているのがかわいいですね。

そんでクリスティーヌがその才覚を発揮した瞬間に
「すごいなぁ!」と言ってるのがとても好きです。

声は入らないですけど、
どう見ても大きな声で「すごいなぁ!」と言ってそうな表情と口の動きが
真地くんらしくて好きです。

エリックストーリーのラストでマスクをつけているにも関わらず、
その長身とスタイルと姿勢の良さとオーラで、
探さなくても真地くんと分かるのもさすがです。

真地くんが舞台にいるとふっと心が温かくなって、
それまでの幸福感とかも割増しになります。

それは私が彼女のファンだからってのは勿論なんですけど、
ファンになったきっかけもそういった存在感なので、
やっぱそういう雰囲気を持ってるんだよなと思います。

 

 

星加梨杏さんオンステージも外せません。

クリスティーヌを追って地上に戻って来たエリックに背後から襲われ
挙句流れ弾に被弾するという
ある意味騒動の一番の犠牲者ですが

エリックに襲われる直前に、
星加梨杏ソロステージ状態になる瞬間があるのがうれしい。


マジックミラー的な鏡の向うにエリックの姿が怪しく浮かんで静かに高まる緊張感と、

いぇーーーーい!!
りおちゃんオンステージいぇーーい!!

となる私の心境との乖離がすごい。。。


上手花道に降臨しがちなイケメン紳士っぷりも本当に素敵です。

 


そして橘幸さんのチャラ警官。(個人の感想です)
桜路薫さんと二人揃ってゆるーい雰囲気なのが面白い。

カルメンのリハのシーン、
オペラ座の捜査に来てるはずなのに全然仕事しないパパン警官(たっちー)。

エリックの乱入によって舞台上がだいぶざわつき始めてるにも関わらず、
潤花ちゃんが気になって気になって仕方ないご様子のパパン警官。

いやいやいや何しに来たん。笑

て感じで大好きです。

 


そんでまあなんといっても従者の6人ですよね。

恥ずかしながら私は過去のファントムを全く予習することなく今回の公演を迎えてしまったので、
これまでの従者がどういう感じだったのかを知らないのですが。

あの従者という役の存在の大きさはなんなのでしょう。


まるでエリックの感情を細分化して具現化したかのような存在ですよね。

6人ともビジュアルもダンスもめちゃくちゃかっこいいのに、
そこにこれでもかと気持ちが乗っかっていて。

個人的に鳳華はるなさんにかなりやられてしまっております。

おそらく6人の中で最も感情(特に嘆きとか悲壮)をあわらにする担当だと思われるのですが、
その表情とか、振りきれそうな情感から目が離せなくなってしまうわけです。

爆踊り系ジェンヌとして単純に見ていて気持ちがいい方という印象でしたが、
今回のははっきりとジジ堕ちと断言できるやつ。


私に二次創作の才能がめちゃくちゃあれば、
勝手に従者6人のスピンオフ作りたいくらいです。

できれば公式でお願いしたいな。

アーサー・コピット氏か...
ハードル高いな...
(そういう問題じゃない)