宝塚にハマった一人の具体例
無限に広がるこのインターネットの中、
何の因果かこちらに迷い込まれたお方、はじめまして。
ここ1~2年で急激に宝塚にハマったヅカ初心者の、ぽんきちと申します。
ぶぎまるさんとのブログを始めるにあたり、
自分と宝塚との出会いというものを改めて思い返してみました。
このブログの共同運営者であり私のヅカ師匠であるぶぎまるさんとは、
元々某ジャンルを通じてのお友達でした。
私としてはある意味同志という言葉も結構しっくりきます。(一方的かもしれない)
そんなぶぎまるさんが宝塚ファンであることは、
私も存じ上げるところでした。
私はと言いますと、その某ジャンルで生まれて初めて、いわゆるオタク的活動をするようになり、
趣味ライフを満喫しておりました。
そんな私にとって宝塚とは、
「ぶぎまるさんの好きなもの」
であり、
「日本に生まれたからには一度は観ておきたいもの」
でありました。
後者ありがち。
超ありがちですね。
宝塚を初めて観劇するきっかけとしては、この上なくありがちな動機ではないでしょうか。
そんなありがち人間の運命を変えた公演。
それは、2017年2月に行われた宝塚歌劇雪組中日劇場公演
『星逢一夜/Greatest HITS!』でした。
え、めっちゃ最近...。
まあよいです。
今なら分かる。
あのタイミングで雪組の中日劇場公演があった奇跡。
(お察しのとおり東海エリア在住です)
そして何より、
これを初観劇にもってきてくださったぶぎまるさんの名采配っぷり!!
私の初観劇に備えて、ぶぎまるさんは予習用に
各種映像資料を惜しみなく提供してくださいました。
(雪組ルパン、るろ剣、ナウオン、ゆうみブレイク等←中毒性の高さではある意味群を抜いてた)
その誘(いざな)い方は、間違いなくプロの仕事でした。
そして私自信にも、信頼する人やお世話になってる人に勧められたもの(趣味)は
敬意をもってとりあえず興味を持つ
というこだわりがありました。
プロのチョロオタです。
ゆうみブレイクを見せた私は本当に偉いと思ってます。(ぶぎまる)
はい。
宝塚歌劇というエンターテイメントが、
とりあえずで足を突っ込むにはあまりに宇宙的な魅力をはらんでいるというのは、
この文章を読んでみようと思った方には十分にご承知おきのことと存じます。
なんにせよ。
ご提供いただいた雪組ルパンのDVDを見ながら、
「すごい!みんな完全にルパンのキャラやん!」
「これがぶぎまるさんの大好きな"ちぎさん"ね!」
「この人のこの漢字はどう読むんだっけか」
「なるほど、これで"のぞみふうと"って読むのか・・・」
「望海風斗さんか・・・」
てな具合です。
もしもタイムマシン的なものがあったら、
当時のその瞬間の自分に言ってあげたいものです。
「運命の扉、開いたよ。」
ってね。
(怖いわ)
そんな(危険な)予習を経て、
満を持して観劇の日を迎えた『星逢一夜/GreatestHITS!』。
幕が開くまでは、
観劇の作法も分からないし、
"ちぎさん"と"ゆうみさん"と"のぞみふうとさん"しか分からないし、
期待と緊張のないまぜになった
初心者特有のそわそわ感にさいなまれてました。のに。
ましたのに。
お芝居終わって幕が下りても止まらぬ涙。
まてまてまてまて。
なんなんだこの素晴らしい舞台は。
で、なに、
幕間挟んで次がショーなわけね。
え、
ショー終わってしまったし。
さっき始まったのにもう終わってしまったし。
これが・・・
宝塚か・・・・・
そんな宝塚デビューを経て、
すっかり望海さんの虜になり。
望海さんトッププレお披露目の『琥珀色の雨にぬれて/"D"ramatic S!』も
ぶぎまるさんに連れてっていただき、
雪組以外にも月組公演『All for One』では初の東京遠征をかまし、
なんやかんや月日が過ぎる中。
ヅカワールド案内人でおなじみのぶぎまるさんが、
今度は『星逢一夜』初演の千秋楽をダビングしてくださいました。
やっぱ人数そろってるとこれまた迫力がすげーな
ていうかいつのやつを何度見ても名作は名作なんだな
なんて思いながら食い入るように見ていたら、
なんかよく分からないけど
一人の組子の方のセリフがスッと耳に馴染んで、
パッとその姿が画面の中で浮かびあがりました。
ほんの一瞬のセリフだったと思います。
誰だろうと思う間もなく
「真地佑果」
という字幕が表示されていました。
その時ちょうど、
『ひかりふる路/SUPER VOYAGER!』でのムラ観劇デビューがひかえておりましたので、
是非注目しようと心に決めました。
宝塚、とりわけ雪組への興味関心が加速度的に増していた時期です。
多分ぶぎまるさんはお忘れでしょうが、
「望海さん以外だと、真地佑果さんと眞ノ宮るいさんが気になります!」
とご報告したことを記憶しています。
私のひかりふるムラ観劇デビューより先に、
しっかり観劇していたぶぎまるさん。
すぐに、
「その二人は今度のひかりふる路ではこういう役でこういう場面に出ててね」
という情報をくださいました。
これがプロの案内人の仕事ですね。
実体験に基づく憶測なんですが、
『ひかりふる路/SUPER VOYEGER!』で
もう引き返せないよー
ってレベルまで宝塚の深みにハマってしまった層って
一定数いるのではないかと思うんです。
まあ自分がそうだったってだけの話なんですが。
気が付けば、
東京公演のマイ楽が終わる頃には、
真地佑果さんにすっかりオペラグラスをロックオンされ、
二言目には「まちくん」と言っていた気がします。
眞ノ宮るいさんを「うえんつくん」と呼ぶか「はいちゃん」と呼ぶかで迷い、
ジャコバンクラブの端っこで杏野このみさんを口説きにかかる星加梨杏さんを
オペラで確認することに全神経を注いでいました。
「だいもんさん」と呼んでいた望海さんのことを
いつからか「望海さん」と呼ぶようになり、
部屋には祭壇状態の望海さんコーナーができあがりました。
ぽんきちさんが真地君におちたのは本当に意外中の意外でした。その後もぽんきちさんの
気になる生徒は私の中で意外性多め。(ぶぎまる)
今となっては宝塚を好きな要素は、組関係なく数えきれないほどになりましたが、
私にとって
「こうでなかったらここまでハマることはなかった」
という三大要素が
望海風斗さんであり、
真地佑果さんであり、
望海さんの相手役が真彩希帆さんであったこと
の三つであることは間違いありません。
まずはとっかかりとして
この短期間ですっかりどっぷり宝塚に夢中になった経緯を
200%勢いだけでお送りいたしました。