ありがとう七海ひろき!と星組大千秋楽。
行ってきました。
行かせていただきました。
星組大千秋楽。
そしてまた引くほど泣きました。
星組大千秋楽はいろいろあったのでうまくできるかどうか分かりませんが
ブログに書いてみたいと思います。
前日遅くまで仕事していた私を起こしてくれた目の覚めるようなかいちゃんの入りの写真。そうだよね。ここまで徹底するよね。
アップの写真のかいちゃんの目は私調べで少し腫れているようにも見え、
日々全力のステージにお疲れもあるだろうなと。でもそんなの吹っ飛ばす白いウェディングタキシード。
かいちゃんのセルフプロデュース力ってのは今更いうまでもないんですが、
当初ですね、私はあれがだいぶ見てて照れちゃって。
ひゃーってなって指の隙間から見るみたいな所あったんです。
でもいったんそれを受け入れてしまうと、これぞ七海ひろき!もっとやれ!
みたいに。
なりますよね。(・∀・)
あんなに見たいもの、それ以上のものを見せてくれるやってくれる人ってほんとすごい。
そんなわけで、
七海ひろきのラストステージは幕があきました。
ある意味いつも通り。でもそれは心のこもったいつも通りのかいちゃんが目の前にいた気がします。最後のご挨拶で「変わらないために変わっていく。」っていう名言を言いましたが、まさしくこの数年見た七海ひろきは常に変わらないために変わっていったんだなぁと。
幕が下りるその瞬間まで目に焼き付けよう。
と思っていたのですが。
ショーの頭で異変ははじまりました。
紅さんの声の調子がおかしい。。。
どうやって思い返しても1幕目のエルベでは普通だったと思うのです。
でも明らかに紅さんのノドは限界を迎えてました。
その瞬間私が何を思ったかというと。
「かいちゃんの全てを見ようと思っていたのに、これでは集中できない。。。」
だったんです。私はもともと自分が声楽を大学で学んでいた事もあり、
ノドの変化にちょっと過剰反応する事もあったり。
というか、劇場全体が「大丈夫かさゆみさん!!!」っていう緊張感が走ったと思います。
とはいえそのあとのかいちゃんのシーンでは嗚咽止まらず、下手側、かなり端だった私は銀橋渡りする直前かいちゃんの後ろでそりゃもう号泣して踊る天飛華音くん。
もう大丈夫???っていうレベルで1幕のヨーニーみたいな顔して踊る天飛くんがいて。今回は新公かいちゃんの役だったみたいだし、かいちゃんから船乗りのスピリッツを受け継ぐ役だったりで。若い彼女の涙にさらにぐっときました。
そのあとの紅さんのシーンではついに歌が途中で止まってしまったわけで。
でも、その時ってその場面に出ている全員が紅さんに向かっているんですよね。
そのあとのコーラスは本当にすごかったです。
出ているメンバーも星組のベテランメンバーばかりだったし、その「あとは私たちがカバーします!!!」的なパワーは客席でも十分感じられました。
そのあとも「大丈夫か。」みたいな気持ちを客席で抱えて中詰めを見るわけで。
この気持ちが最後まで行くのは自分的にも相当辛いなと思い始めていて。
せっかくの千秋楽、しかも退団者にとっては最後のパフォーマンスなのに。。。
と悔しい気持ちが起きかけていました。
でもそれだけでこの公演は終わらない。
終わらないんです。
中詰めの最後客席おりのあとの銀橋でチャンピオーネを歌いながら、
紅さんは出ない声を振り絞りながら「声ごめんなさい。」っていう合いの手を3回。
(その少し前は真琴さんとあーちゃんが紅さんをはさんで目一杯歌ってました)
そこで本当に張り詰めた客席の緊張感が一気にほどけました。
すごかった。
これが紅さんだなと。
私が上で思っていたような事は当然紅さんはお感じになっていただろうし、
悔しい気持ち、自分に絶望する気持ちはもう私にはとうてい計り知る事のできないものだったと思います。
ノドを潰すというのは正直ほめられた事ではない。と、私は思います。
でもそこで起きてしまった事の回収の仕方としては本当に最高だったです。
そこから一気に舞台に集中する事ができたし、
私も七海ひろきラストステージに集中できました。笑
千秋楽、しかも大千秋楽にあってはならない事だったけれど、
でもとてもすごいものを見させてもらったと今思えているし、
退団者に対して素直に泣く事ができました。
3回目の退団者とのカーテンコールでは少しユーモアを交えていましたが、きっと本当ならかけたい言葉が沢山あっただろうなと思います。
4回目のカーテンコールの幕が開いた時に紅さんは1人でステージに立っていました。
客席から励ましの声も飛んでいたけれど、それを制してあってはならない事でしたと客席に深く詫びました。これが他の組のトップだったらどうだったかなとしょーもない事を想像してもしょうがない。本当に紅さんにしかできない表現方法だったと思うし、徐々にそれを笑いに変えていってあっぱれだった。と私は思います。
考えてみれば、昨日の千秋楽が紅ゆずるがトップとして羽を背負って挨拶する最後でした。
本人の無念さには余りある。でもそれも生の舞台ならではだし、結果として星組らしさが伝わってきたような気もしています。
男役を全うしたかいちゃんがふわふわした声で「宝塚は愛に満ちあふれています!」って紅さんに言ってたのがとても印象的でした。
かいちゃんはもう宝塚の人ではなくなってしまったけれど、
紅ゆずるさんはご卒業のその日まで目一杯応援したいと思います。
本当に大好きだった七海ひろきさん。
ここまではまれる男役さんは今のところいないんですが、私が宝塚好きな気持ちはまだまだどんどん膨らんでいくばかりな気がします。
かいちゃん卒業したけれどこれからも引き続きかいちゃんがいなくなった宝塚を愛し続けたいなと思います。
変わらないために変わり続ける。
これってまんま宝塚ですよね。
特に今年に入ってから大好きな人たちの退団が次々と発表されていて、
嘆いているけれど、まさしく今この言葉だなと。
思いました。
昨日の今日なのでこんなブログになっちゃいました。
もうマイ初日は土曜日済んでいるんですが。
雪組シアターオーブ三昧が始まってマス。
最高ですよ。。。
かいちゃんも観劇に来るかな。
(集中できないから私は絶対観劇かぶりたくないケド)