TAKARAZUKA MANIA

タカラヅカ歴長めと短めが2人が勝手に書き放題なブログです。

宝塚のお茶会に初めて参加した時の話

ヅカビギナーぽんきちです。
始めたばかりのこのブログで話題にしたいことがありすぎる。


であればひとまず、
「忘れたくないこと」から記録に残しておこう。

そう考えたときに真っ先に浮かんだのが、
初めて参加したお茶会のことでした。


どなたのお茶会かは明記しません。
ご想像にお任せいたします。

 


宝塚の世界に足を踏み入れると、
割と早い段階でその素晴らしい集いに興味を抱かざるを得ない。


紐なしバンジーのごとく急転直下的に宝塚の魅力にハマっていった私も、
例外ではありませんでした。


初心者にとってとにかく謎だらけな
宝塚のお茶会。

秘密のラビリンス感が過ぎる。

 


そもそもどうやって申し込むんだ。

ていうかいつ催されてるんだ。

 

 

ネットで調べたりぶぎまるさんに教えてもらったりしたところ、
ファンレターに「お茶会参加したい」旨を書いたり、
劇場でチケット出ししてるスタッフさんに声をかけたり
等の方法があるとのことでしたので、

両方やりました。

結果的に。


最初にね、ファンレターに書くパターンのやつをやったんです。


がしかし。
ファンレターに書いてはみたものの、
いつ申込用紙を送っていただけるか予想もつかない。

そもそも確実に申込用紙をいただけるものでもないのかもしれない。

でもあの方のお茶会にどうしても行きたい

 


そんな中ちょうど、観劇の予定がありまして。


あろうことかぶぎまるさんが

今度の観劇の時〇〇さん(ぶぎまるさんの好きな生徒さん)のスタッフさんに
お茶会のことで声を掛けてみようかな

的なことをおっしゃるではないですか。


それを聞いた瞬間、
私の脳内に

 

便乗

 

の二文字が特大フォントで浮かびました。
このチャンスと勢いを逃したら末代まで呪う。自分を。

じゃあ私は△△さんのスタッフさんに声掛けてみますね!!!

と、互いの健闘を祈り(?)つつ

そんなこんなで観劇当日。
開演前にチケット出しをしている各ファン会スタッフさんのエリアにおそるおそる近付き、
自分のお目当ての方の名前が書かれたプレートを発見。

急に上がる心拍数。


プレートを持つスタッフさんに、
意を決してお声かけをしました。

 

「すみません、△△さんのお茶会に参加したいのですが...」

「あ、△△さんのお茶会ですね!あちらにみえるのが代表さんなので」

 

 

だ い ひ ょ う さ ん

 


というワードにビビる初心者。
プレートを持ったスタッフさんにいざなわれるまま、
代表さんの元へ。


無事、
次回お茶会の日程を教えていただき、
申し込みの段取りをつけることができました。

まあとにかく、
最初にお声掛けしたスタッフさんも代表さんも
物腰が柔らかく。
明らかに挙動不審な私にも優しく対応してくれて、
それだけでなんかもう嬉しいし、
ますます当日が楽しみになったのでした。

おどおどしたしビクビクしたし、住所書く手が震えたね。(ぶぎまる)


そんなやり取りからお茶会当日までは

憑りつかれたように

 

宝塚 お茶会 服装
宝塚 お茶会 服装 夏
宝塚 お茶会 コーディネート 夏

 

などと検索しまくり。

一緒に参加(付き添い)してくださるというぶぎまるさんと
ああでもないこうでもないと相談しながら、

最終的に「ラフすぎない、自分が着たいもの」を選びました。

いつもよりちょっとオシャレして、
それだけでテンション上がる

という類の、「自分が着たいもの」です。
 

あくまでお茶会初参加の初心者はこう判断しました、
という話です。


そんな過程も含め、
それはそれは楽しみにしていました。

お茶会終わるまでは怪我も病気もできないし、まして死ねない。
強い意志で生きねばならない。
その心屋久杉のごとし。
(屋久杉を生で拝見したことはございません)


とは言え、計画通りうまく運ぶわけはないのが世の常というもの。

付き添ってくださる予定だったぶぎまるさんが、
どうすることもできない事情で参加できなくなってしまいました。

お茶会はもとより、
当日予定してた観劇そのものが無理になってしまい、
そのこと自体残念でならなかったはずなのに
そんでめちゃくちゃ大変だったはずなのに、

初お茶会に一人で挑むことになった私の背中をめちゃくちゃ押してくださって。

あのときの感謝は末代まで語り継ぎたい。
ほんとに。

 


そして迎えたお茶会当日。
朝から終始落ち着かないまま(←想定内)観劇も終え、
ついにその時がやってきてしまいました。

 

お茶会会場は、宝塚大劇場内にあるエスプリホール。

1階ロビーからエレベーターで上階に行く必要があります。


この「エレベーターに乗る」
という動作ができない。

乗れないんです。
エレベーターに。


人は緊張が極限に達するとエレベーターに乗れなくなるのです。

びっくりしたー

ほんとびっくりしました。


要はエレベーター乗って降りたらそこに会場があると思うと、
めっちゃ緊張するって話です。


意を決してエレベーターに乗りました。頑張った。

そして降りる階を間違えました。


明らかに同じお茶会に行くであろう方と乗り合わせた上で、
なぜかその方とは違う階で降りました。

なんでやねん。


無駄に上下移動を繰り返した末、
ようやくたどり着いたエスプリホール。
(エスプリホールは「ようやくたどり着く」ような場所ではない)


エレベーターを降りてすぐ、
受付のスタッフさんの姿が見えました。

 

つつつつついに来てしまった。
まず何をすれば!?

 

と考える間もなく、
スタッフさんの方から超笑顔で、

「こんにちはー」

と声をかけてくださり、
こちらの名前を聞いてくださいました。

 

初心者にとって、
こういう何気ない対応の絶妙なタイミングが本当に助かります。
マジでホスピタリティって思いました。

こんな挙動不審者、
いやもはやただの不審者に対してめっちゃ優しい。


それからはもう、

こんな幸せで楽しいなんて信じられない

ってくらいの夢のような時間でした。

 

自分の中で不安視していた
「飲み物とケーキに手をつけるタイミング」については、
同じテーブルの方々の動きを完コピすることで事なきを得ました。


テーブルにあらかじめセッティングされていた配布物の中に
宛名のない封筒を見つけた時は

「絶対に何か用の封筒だけど何用か分からん」

とテンパりましたが、
その場で

宝塚 お茶会 封筒

と検索することで事なきを得ました。

 

あとでちゃんと、
その封筒で今日の写真送るから自分の住所と名前を「様」をつけて書いてね
的なアナウンスがありました。
(この10倍は丁寧なお言葉で)

 

 

公演の裏話とかご自身のお話とかちょっとしたゲームみたいなのとか、
盛りだくさんの内容で。

 

何よりも最初から最後までずっと、
大好きなジェンヌさんのターンなわけですよ。

 

トップさんやスターさんでない限り、
その方が一人でお話しする姿をずっと見てられるって
そうそうないじゃないですか。

それだけで

 

顧客満足度!!

 

となってしまうわけです。(個人の感想です)

 


最初のイメージでは、
宝塚のお茶会って未知な部分が多すぎて
自分には縁遠いものと思っていたんですが、

ちょっと踏み出してみたらとってもウェルカムで、
初心者が一人で参加しても心の底から楽しめて、
ただひたすらに幸せって思える

それが私にとって初めてのお茶会でした。


最高の時間すぎて
帰りの足取りは生まれたての小鹿のよう。

ふわふわ夢心地というよりは、

 

しししししし幸せだったぁぁぁぁぁ
ガクガクガクガク

 

みたいな。


人は
頂点に達していた緊張がこの上ない楽しさと幸せに変換され、
それを反芻しだした瞬間から結構ヤバイ感じになる

というのを身をもって体験しました。

 


特に有益な情報は何一つないままここまできましたが。


宝塚のお茶会に参加したいけど
そもそも宝塚初心者だし一人参加になりそうで躊躇している

という方がなんでかたまたまこれを読んでいらっしゃったとしたら、
私はすごく強い力で背中を押して突き飛ばして差し上げたい。
(背中を押します というのを少し過激に表現しています)

 

 私たちが別の世界で経験してきた同種のイベントとは桁違いのホスピタリティ。

今年の私たちの経験値の上がり方すごかった。そしてぽんきちさんの終わったあとの報告が

夢見心地すぎて面白かった。(ぶぎまる)